よんだ

ひとり暮らし (新潮文庫)

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菜菜ごはん日記 上巻

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岡本綺堂随筆集 (岩波文庫)

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万葉の森 物語の森 (朝日選書)

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すきまめし

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老舗乾物問屋 浅草・萬藤の 乾物上手レシピ

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 カノウユミコさんの『菜菜ごはん日記』は写真がいちいちおいしそう。でもあまりにもしょっちゅう頭痛とか体調不良の日があるので、読んでて自分も鬱々としてしまう…影響されすぎ。自分のエネルギーを全部つぎ込んで仕事をなさっているのだろうなぁ、と分かる気持ちと、でもそういう人にこそ、しっかり食べて、健やかな生活を送って欲しい、という気持ちがぶつかる。岡本綺堂の随筆は前に半七捕物帖を読んで、昔の本なのに読みやすいなーと思って。時代が明治〜大正の頃なので、庭の植物の描写とか、しっとりとすばらしくてうっとり。『万葉の森 物語の森』は自分の名前が万葉集からつけられてるので興味を持って。でも私の名前の由来になった植物(?)は登場せず。でもなかなか植物について読むことってないので面白い。オカヤイヅミさんの『すきまめし』はいいなーと思った本。あたり。在宅で仕事をする著者の仕事のすきま、観劇とか生活のすきまにあるちゃちゃっと作ったご飯のエッセイ。ズボラめしの一人暮らし、妙齢の女子バージョンというところかなー…。ジャンクなのもあるけど、登場する食事そのものも素朴で生活感があって、あーわかるわかるって思いながら読む。続き、また出るかなぁ。