読了

 積ん読だったのをやっと読み終える。この16巻はちょっと苦手だったなぁ。怒涛の展開だから飽きないけど、かんちゃんとさくは大丈夫なんだろうか・・・。私は引越しとか、慣れない環境がものすごく苦手で、まっっっったく楽しめないので、自分だったら爆発しそう。
猫語の教科書 (ちくま文庫)

猫語の教科書 (ちくま文庫)

 ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった(裏表紙より抜粋)・・・。ポール・ギャリコといえば、『雪のひとひら』(未読)で有名な人だけど、名前と作品のイメージから難解な印象を勝手に持ってた。でも!この本すごくかわいいんです!ある一匹の猫が、仲間に対して人間を手なずける法、食事、どのような家が乗っ取るのに最適か・・・?を語るんですが、おっとりしてて、でもつんとしてて、憎めない。ちょっと猫村さん的な語り口調でもあります。たまに挿入される写真もすてきだし、著者紹介もお茶目。猫好きは必読だと思う。
植物図鑑

植物図鑑

 『図書館戦争』はまだ読んでないものの、ちょっと立ち読みしたら別れ難くなったので家に一緒に帰りました。ストーリーは、普通のOLさんが家の前で男の人を拾って一緒に住む話なんですが、その彼が道草料理(ノビルとかつくしとかの植物を使った料理。雑草という名前の草はありません!)が得意で、読んでて食べたくなる!描写なんです・・・。後半は甘甘で読んでて恥ずかしいんだけど、まっすぐな恋愛小説を久しぶりに読みました。
おいしさの秘密! (ナレッジエンタ読本17)

おいしさの秘密! (ナレッジエンタ読本17)

 食を楽しむとか、単純においしい、と感じるというよりは「食の科学」みたいな本。人間が味を感じるメカニズムは実はよくわかってなかったり、人が「やめられない」食べものは、糖質・脂肪・たんぱく質の生きていくのに必須な栄養素が含まれてるものだったりする。のがわかります。あと、出汁は椎茸の出汁(核酸系統)と昆布の出汁(アミノ酸系統)を合わせることによって、足し算式ではなく掛け算式の相乗効果でおいしくなる、とか。カツオでもいいみたいですが、椎茸の方が相乗効果が強いそう。