読了

美食探偵 (講談社文庫)

美食探偵 (講談社文庫)

 明治三十年代、文明開化の時代。グルメ作家・村井玄斎の行く先々で事件が起こる。間に挟まれるカツレツ、牛鍋にアイスクリン(どうでもいいけどアイスクリンてかわいい名前ですよね)!政治の大物もばんばん登場するし、実際の出来事とうまく絡めてあるのでわくわくします。短編が5つ入ってるんだけど、舞台が湘南方面になってることが多いので、神奈川県民のみなさまにおすすめしたい。
L文学完全読本

L文学完全読本

 うーん・・・。読みたい本のイメージと違ったので、読み進めるのがちょっと辛い。でも中に女子高生のインタビューが載ってるんですが、写真を見るといかにも本読み!って感じの女の子たちだったので、なんだか安心しました。何でだろう、よくわからないけど。
ロンドンの恐怖―切り裂きジャックとその時代

ロンドンの恐怖―切り裂きジャックとその時代

 カバーが画像で出ないのが非常にもどかしいんですが、表紙の絵、とっても怖いです・・・。この本は1888年ヴィクトリア朝末期のロンドンで起きた娼婦殺人事件(切り裂きジャック)について解説した本。当時の労働者の様子とか、警察の動き、娼婦の生活なんかが詳しく書かれていて、とっても良かった。事件現場の絵も掲載されてるのであーこんな感じだったんだ、と想像できるし。
富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)

富士には月見草―太宰治100の名言・名場面 (新潮文庫)

 太宰治大好きなので、見つけた瞬間手に取ったんだけど、これはあんまり・・・。太宰の名言を作品から100(この薄い本で100も!)選んであって、その部分の引用と解説が書かれてある。でも買っといて何ですが、本で感動するっていうのは前後の文脈があって、だからじわっと感動したりするんですよね(そうじゃないこともあるかもしれないけど)・・・。これだけだとわかりにくいので、ここに挙げられている全作品を読んでいて、抜粋してある文章の前後を知っている人はいいと思います。
書痴半代記 (ウェッジ文庫)

書痴半代記 (ウェッジ文庫)

 中学生で堀口大學の門弟となった著者のビブリオマニアっぷりを語りつくす自伝。ちょっと読みにくいなぁ。
アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)

アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)

尾崎翠 (KAWADE道の手帖)

尾崎翠 (KAWADE道の手帖)