読了

小川未明童話集 (新潮文庫)

小川未明童話集 (新潮文庫)

 表題の『赤いろうそくと人魚』は見聞きすることが多いので知っていたけど、他の作品を読むのは初めて。幻想的な童話っていうイメージがあったんですが、この本を読むと現代風の短編もあったりするし、本当に多彩。でも、なんというか最後に一本のろうそくがふっと消える感じは共通してたりして、切ないような、懐かしいような、怖いような気持ちになる。
乙女のトリビア

乙女のトリビア

 ところで野ばらさんはその後お元気なのでしょうか・・・。なんて、きっと大丈夫でしょうね。この本は香水とか指輪、薔薇なんかの他、ヴィヴィアンとかシャネルについてのトリビアが満載!の本。へぇーと勉強になること多し。何より著者の野ばらさん自身が強い愛情を持ってらっしゃるのがよく伝わるので、本当に読むのが楽しい。サンリオが昔「山梨シルクセンター」って会社名で、社長の思い付きから柄入りビーチサンダルを発売、それが大当たりして「今度はイラストをプリントしよう」と入社した絵の描ける女の子が水森亜土さんだなんて、知ってました??私は知らなかった。
修道女スタイル

修道女スタイル

 去年から、ちょっと閉鎖な感じ、薄暗い感じのものにひかれているので、修道女本も興味あります。東京、長崎なんかのすてきな教会が出てるのでじぃーっと見入ってしまう・・・。普段はきちんと見ることって難しいけど、教会の建築様式って相当すてきですよね。