読了

文学賞メッタ斬り! (ちくま文庫)

文学賞メッタ斬り! (ちくま文庫)

 下読みがどうとか選考についてとか、へーって感じ。銀林みのるの『鉄塔武蔵野線』がファンタジーノベル賞に応募された時の話*1は面白かったな。
呻け!モテない系

呻け!モテない系

 投稿された「モテない系体験談」をまとめたもの。澱んでますね。
ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

 田辺聖子せんせいの小説は初めて読んだけど、しんみりしてていいなーと思いました。短編集だとお話の前後に余白があって、想像できるのがいいですよね。 びっくりするようなトリックとか、探偵とか、いいですよね。好き。
世界文学を読みほどく (新潮選書)

世界文学を読みほどく (新潮選書)

 スティル・ライフ (中公文庫) 京都大学で講義されたものが本になってます。スタンダールトルストイマルケス、ピンチョンまで。小説がどう変化していったかという話なので、いわゆる評論ではないのですが、話し言葉で書かれているのですごく面白く読めます。池澤せんせいの本はほとんど読んでないからファンとは言えないですが、中学生のときに『スティル・ライフ』が大好きだったので、個人的に思い入れがあります。特に1ページ目が猫にマタタビ並に好き。

*1:写真を山ほど貼り付けて、自分で製本した重さ4キロの原稿?だったらしい。