読了

ユートピア (岩波文庫 赤202-1)

ユートピア (岩波文庫 赤202-1)

 有名な古典なので、すごく読みにくいような気もして、恐る恐る手にとって見たんですが、「ユートピア(トマス・モアの造語で“どこにもない”という意味)」の話が始まってしまうとさくさく進みました。概要としては、友人にとある船乗りを紹介された私(モア)が、その船乗りから「ユートピア」についての話を聞くもの。完全に管理された社会であり、平和と自由を愛し、決められた労働以外の時間を楽しみ、宗教が自由な国。進歩の極限ともいえる国だけれど、奴隷はいるし、本当にユートピアか、自分も住みたいかといわれるとかなり疑問があります。言い方は不適切かもしれませんが、欧米的というか何と言うか・・・。でも500年近く前に書かれた本をこうやって読めるのはすばらしいなーと思います。感想は色々あるところですが、結構面白かったので。
猫の建築家 (光文社文庫)

猫の建築家 (光文社文庫)

Invitation (インビテーション) 2009年 02月号 [雑誌] 前に読んだ「invitation」で、ハードカバーの方をお勧めされていたけど、やっぱり文庫じゃない方が世界に浸かれる気がします。森博嗣さんの理系文章と、すてきな絵がぴったり当てはまって、自分が猫になって歩いてるような視点が味わえます。
[rakuten:book:13084751:detail]
 ホントにねぇ・・・とうなずきながら買った本。目新しいことはといえば「現役医師が書いた」ってことが一番大きいように思いますが、テンション高いダイエット本の中にあって、ここまで淡々と書いている作品は珍しいんじゃないでしょうか。この本では、一ヶ月ごとに違うダイエット法を試したり、混ぜたりしてどれだけ効果があったかが書かれているんですが、やっぱり運動が一番いいみたいですね。無理だけど。