読了

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)

致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)

空想キッチン! (ナレッジエンタ読本5)

空想キッチン! (ナレッジエンタ読本5)

 『詩のこころを読む』は人が生まれてから死に向かうまでの道のりをしずかになぞるような本だった。いろいろな人のひろいろな詩が選んであるので、自分の好きな感じのがきっと見つかると思います。私は前半の詩がぴったりなじむ感じがしたけど、やっぱり知らない世界のこと(「峠」とか「別れ」とか)はまだよくわからないってことなのかな。もっともっと先に進んだら好きなものも変わるんだろう。きっと。
 『致死量ドーリス』は感想が書きにくいんですが、新しい紙で皮膚がぴっと切れるみたいに、自分の中身がしゅっと赤い痕がついたみたいな感じがした。そのうちすごく痛くなりそう。
 『空想キッチン!』はレシピじゃなくて、まんが・アニメに出てくる食べ物についてわいわい語り合っている本。下部分にある補足が個人的に好き・・・。「アルプスの少女ハイジ」に出てくるおじいさん(この本では「おんじ」呼ばわり)は若かりし頃にナポリで兵隊となったものの、ケンカで人を殺してしまい、軍から脱走した、いわば脱走兵であったことなんかが書いてあって衝撃を受けた。血の気が多い若者だったのね。