読了

本棚

　吉野朔実さん、川上未映子さん、山崎まどかさん、桜庭一樹さんのをガン見。

比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)

　ダメな若旦那バーディーと、召使ジーヴスの名コンビが活躍（？）する、桜庭一樹さんおすすめの本。若旦那のファッションセンスがとんちんかんなのも、ジーヴスが召使なのに妙に辛口で全然味方っぽくないところも、周りの登場人物たちのアクが強すぎるのも、すべてがおかしなテイストに仕上がっているお話でした。振り回される元気があるときに読みたい本。

書物迷宮 (講談社ノベルス)

　『書物狩人』に続き、本好きにとってはたまらない（と思う）ロマンが詰まった1冊。

FUTON (講談社文庫)

　花袋研究家のデイブが日系の学生・エミに振られて日本に追いかけてくる話。それを中心に、エミの曽祖父（ウメキチ）を介護するイズミも登場したりして、人間模様が楽しめます。介護とか失恋とか、自分探しっぽい要素が入ってるけど、全体的にはユーモアあふるる感じなので悲壮感なく読める。