読了(407・408)

神の領域―検事・城戸南 (中公文庫)

神の領域―検事・城戸南 (中公文庫)

 鳴沢了シリーズは女性の登場人物とのからみがあまり好きではないので今は読むのを中断していますが、こっちは主人公(検事)が横浜地検で働いている設定なので、横浜かぁと思い読んでみました。中身は一つの事件が大きな社会の歪みだったり、巨悪だったりにつながっていくっていう点では一緒ですが、こっちのほうが読後感は少しハートウォーミング?かな。陸上がちょっと出てきますが、抵抗なく読めます。結構面白かった。
新装版 時雨の記 (文春文庫)

新装版 時雨の記 (文春文庫)

おんな作家読本 明治生まれ篇 帰省中に読み終わった本。『おんな作家読本』でやっと中里恒子さんを知ったんですが(遅い・・・)、すごくしっとりしていて、文章が柔らかくて読みやすかった。二人のじゃれあってるみたいなやり取りがかわいらしい・・・!最後は悲しくてちょっと涙が出ました。