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年末なのであわてて更新。

居酒屋 (新潮文庫)

居酒屋 (新潮文庫)

早わかり世界の文学―パスティーシュ読書術 (ちくま新書) 清水さんの『早わかり世界の文学』によると、ゾラの『居酒屋』はそれまでの小説にはなかった社会科学的な視点があるらしい*1。この話はある洗濯女が酒びたりで浮気癖のある夫に捨てられ、次に結ばれた優しくて誠実な男は屋根から落ちて仕事をしなくなる。そうこうしてる間に前夫が家に入ってきて・・・という散々なものなんだけど、女同士で洗濯場でとっくみあいの喧嘩をする場面とか、結婚式の華やかな場面もあって全体的にすごく瑞々しい。
恋する文豪 (角川文庫)

恋する文豪 (角川文庫)

 夏目漱石から村上春樹宇野千代まで、文豪の作品を取り上げて、つっこみを入れつつ解説する本。評論とか感想みたいなものって、語る人の性格も出たりするから面白くて好きだ。
ラブレーの子供たち

ラブレーの子供たち

 ロランバルト小津安二郎・・・等の有名な人たちが、何を食べてきたのかについて、すごい探究心で挑んでいる本。中にはおいしそうじゃないの(鰻が丸ごとつるんと入ったスープとか)もあるし、あんまり食べたくないもの(蛙のフリカッセ・・・)もあるんですが、食い意地がはった方にはぜひとも読んでいただきたい本です。
糸井重里『おしゃれとセンスはゲイに学べ』(角川書店
 画像が出ない・・・。ジョージさん、つねさん、ノリスケさんの3人が恋愛とファッション、健康について語りまくる本。すごく面白かった!おしゃれなお店に行く前に読むとすごく参考になると思います。 とりあえず、読んで思ったことは「全部メモるの無理」でした。細々と食べてる気がするんですよねー。
お母さんという女 (知恵の森文庫)

お母さんという女 (知恵の森文庫)

 最後の最後に載ってる「お母さんの毎日」が泣けた。 男女について色んな人が語ってる本。面白かったのは、やっぱり最初のリリー・フランキーさんだったなー。内容は「しょぼくれ惑星*2」です。 そういえば別にワニに興味なかった、私。
ナリコの読書クラブ

ナリコの読書クラブ

 ナリコさんの本、やっと出ましたね(ってもう結構経ってますが)。
女に生まれてみたものの。

女に生まれてみたものの。

 ちょっと編集者のひととの絡みが多すぎてタイトルに関係する内容じゃなくなってる気が・・・。 パスタの歴史から始まって、食のタブーとか書いてある。図が多くてわかりやすい。
作ってあげたい彼ごはん (e-MOOK)

作ってあげたい彼ごはん (e-MOOK)

 おいしそう・・・自分のために作るかね。
GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

 かなり遅くなったけど、私が11月頃にすごく熱中して読んでた本。ヴィクトリカがかわいすぎる・・・!

*1:でも何でもかんでも遺伝のせいにしてしまうとも書いてある。確かに環境の影響は大きいですよね。

*2:しょぼくれてると、同じくしょぼくれた人ばっかり集まって惑星になるが、それは太陽系じゃないから陽は当たりませんよ、っていう話。