読了

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 北村薫さんの本に出てきた時から、一回は読みたいなーと思ってた本。ほぼ会話文だし、用語の解説もあって、読みやすかった!でも「女から生まれた者にはおまえは殺されないだろう」と魔女に言われたからお前には私は倒せまい、というマクベスに、ラスト、マクダフが「私は母の腹を立ち割って、生まれぬうちに取り出されたのだ。だから私には効かない!」とホントに倒しちゃう辺りはなんかすごいな・・・と思いました。先日母と食事中に話したら、「じゃああんたも女から生まれてないってことかしらね!」と爆笑してました(私は帝王切開だったので)。あ、でもそういう解釈じゃないのかな?難しいわ。
おかあさんと旅をしよー。

おかあさんと旅をしよー。

 母親との旅行って、あーこんな感じだよねー。わかるわかるーと思う。しばらくぼんやりしてたりするから「楽しいのかな?」って心配になっちゃうんだよね。
気まずい二人 (角川文庫)

気まずい二人 (角川文庫)

 読んでてもいたたまれない・・・がんばれ三谷さん。
危険な世界史

危険な世界史

 最近、中野京子さんの本が面白いなーと思う。世界史とか絵画についてのお話がすっきりと分かるというか、すごく読みやすい。こっちの本も中世ヨーロッパの王族・貴族たちがどんな関係(誰と誰が親戚だとか)だったのかとか、血みどろの陰謀(!)とか盛りだくさんです。
新源氏物語(上) (新潮文庫)

新源氏物語(上) (新潮文庫)

 古典って面白いなーと最近やっと思い始めたので・・・。色んな訳が出てるけど、何が初心者向きなのかわからない。で、とりあえず田辺聖子さんにしてみました。ほわっとした現代語訳で読みやすいけど、ニュアンスなんかは読み取るのが難しい印象でした・・・でもこれは私が古典苦手だったからかも。教科書ではところどころ読んだことあったけど、源氏が全編通して女性に絡んでいくのでむしろ感心するよ。暗闇でとりあえず口説いてる途中で「あ、この女、いまいちだ」って気がついたとしても続行するしさ・・・。嫌がる女性にも「もう少し情のわかる方だと思っていたが」とか言っちゃうし。そりゃあ須磨にも飛ばされるよ。気になるので源氏が生きてるところまでは読もうと思います。
火村英生に捧げる犯罪

火村英生に捧げる犯罪

 アリスと火村さんがあんまり一緒にいないのでさみしい・・・。でも短編だからさくさく読めた・・・かな。