読了
最近の読了本。
赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫)
- 作者: 赤川次郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/08/01
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鎌倉謎とき散歩〈史都のロマン編〉 (広済堂文庫―ヒューマン・セレクト)
- 作者: 湯本和夫
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 1993/09/02
- メディア: 文庫
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- 作者: エリック・マコーマック,増田まもる
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/05/20
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- 作者: 木内昇
- 出版社/メーカー: 青幻舎
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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なにしろ、悩みすぎているのだ、同じネタで。
〈いつまでもこうして生きたい。と願えば願うほど、余計に穢多としての切ない自覚が湧き上がるのである〉
〈同族の受けた様々の悲しい恥、世にある不道理な習慣、「番太」という乞食の階級よりも一層劣等な人種のように卑められた今日までの穢多の歴史を繰返した〉
なにかにつけてこれである。「取り合えずそのことはもういいから」と胆力のない私などは思ってしまう。できることなら、森田健作や山下真司と一緒に丑松のもとを訪れ、「青春ってさ、そんな辛気くさいもんじゃないはずだろう、な、イソップ」などと、見当違いなあだ名で呼びかけながら、熱く議論したかった(p,152)。
とか。全体的に、良く知られた作品を取り上げるというよりは、知ってる人は知ってる(これは当たり前か・・・)短編が多いので、新鮮な気持ちで読める気がします。