読了

よりみちチェコ (P-Vine BOOks)

よりみちチェコ (P-Vine BOOks)

 ひきつづきチェコの本を収集中。こっちもすごくかわいい本でうっとり。交通機関の案内とか、ホテルとか実用的?なんだけど、カフェとかお墓とか(すごくおしゃれ)、へーって思うようなのがいっぱいだった。でも15センチのなめくじなんてすごすぎる。
派遣のリアル-300万人の悲鳴が聞こえる (宝島社新書)

派遣のリアル-300万人の悲鳴が聞こえる (宝島社新書)

 最近はワーキングプアとか派遣とか、何となく気にするようになってる。同じ年代の人がどういう生活をしてるのか、社会的にどんなことが言われてるのか、自分が働くようになってから興味が出てきたのかな。先日この著者の本を読んで、本編よりもすき間に入ってるインタビューみたいなのの方に面白さを感じてしまったんだけど、今回も同じだった。細かいところに関心がいっちゃうんだよねぇ。確かに二重派遣とか、最近は色んな問題が取り上げられてるけど、根っこは雇用形態よりも大きいんだと思うなぁ。著者は若い派遣社員について

 生きがいを求めて働いても、やがて、自分が企業社会のなかでひとつの歯車の一部でしかないことに気づかされる。連日、夜遅くまで働かされ、疲れ果てて帰宅する。しかも、いつ契約が打ち切られるか分からないという不安を抱いている。本当の自分らしさ、生きがいを取り戻すのは、仕事が終わった後のわずかな時間だけだ。そのわずかな自由時間すらとれない人もいる。家に帰ると風呂に入って寝るだけで、翌日は朝早く会社に行かなくてはならないといった場合だ。
 (略)『資本論』を著した経済学者のカール・マルクスは、労働が生活費を稼ぐための単なる手段に成り下がる現象を「労働の疎外」と呼んでいる。現在、派遣社員として働く人たちの職場では、こうした「労働の疎外」が常態化していると言えるのではないか(pp,219-220)」

(長かった)と書いてるんだけど、これは派遣かどうかって関係ない気がするよ。