読了
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07
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- 作者: 爆笑問題
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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それぞれの犯罪を詳しく知れば知るほど、募っていったのは、人間が、その中に持っている暗黒面に一歩足を踏み入れてしまう瞬間の恐ろしさ、そして、人間自身の危うさに対する思いだ。我々は誰もが、ここに挙げた犯罪者たちと同じ暗黒面を自分の中に持っている。少し気を緩めればその暗黒面に足を踏み入れてしまう可能性が誰の中にもある。罪を犯すのと犯さないのは、ほんの紙一重の違いなのではないかと感じる(p.219)。
あと、いつもこれを思い出してた。ニーチェだったっけ・・・。
怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。長い間、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ。
*1:他にも理由はたくさんありますが、あくまでそのひとつとして。