読了(266・267・268)

仏果を得ず

仏果を得ず

おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

マーマリング・トーク

マーマリング・トーク

 しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) あやつられ文楽鑑賞 
 三浦しをんさんの新刊は、文楽のお話。すごくすがすがしくて、読後感が気持ちよかった!私のあたまの中では、同じ伝統芸能?系ってことで『しゃべれども しゃべれども』みたいな雰囲気をベースにしてドラマが繰り広げられていましたが、主人公はこの先どんな風に成長していくのかなーと読み手がつい考えちゃうような、未来に向かって広がる感じはしをんさんの方が強いと思います。ただ、小説のなかでは“文楽”そのものについての解説は最低限のところまでしかないので、そのあたりは先に出た『あやつられ文楽鑑賞』を参考にすると良いと思われます。それから「しゃばけ」の新しいのはとっても楽しみにしていたので、すごーくもったいぶって読みました・・・。私は鳴家が好きなので、最後のお話はにこにこしちゃいます。杉浦さんの本は94年から内輪の人たちだけに配っていたプライベートな新聞をまとめたもの。かわいすぎる!