読了

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)

 数日前から読んでいたんだけど、今日は午後半休をとったので一気に終わりまで行けた。めでたい。氷沼家という呪われた一家の物語。中井英夫せんせいのは初めて読むんだけど、三大奇書では2冊目だ(高校生のときドグラ・マグラは読んでいるので。ちゃかぽこちゃかぽこ)。ゲイバーからはじまり、五色不動や薔薇等、てんこ盛り。でも当時の荒んだ世相みたいなものは、きっとこの中に色濃く出ているんだろうと思う。混沌としていてまだまだ話はあまり進んでないんだけど、雰囲気とキャラクターは好きな感じだった。あーでもストーブの前後で麻雀の話をしてる時はわかんなかったか。アマゾンの感想をちらっと読んだらアンチミステリって書いてあったけど、そうなの?明日続き買ってこよう。