読了

 日記も、人がどんな本を読んでいるのか知るのも大好きなので、もう、こういうのは読むのがもったいなくてしょうがない。桜庭さんのことをこの本を読むまでよく知らず、なんとなく格闘技系の男の人だと思っていたくらいなんだけど(脳内イメージ。でも肉体系の?ひとなのは確かなようだ)、読んでみたら、面白いのね・・・とびっくりしてしまった。ここまで本を読む人も初めて知ったし、その天真爛漫ぶりにも驚いた。編集さんとの掛け合いもすてきすぎる。なんだか、最後までものすごく、気持ちよく読めてしまった。私は訳された日本語を読むのも、横文字の人の名前を覚えるのも苦手なので、頑ななまでに海外の作品は読んでこなかったんだけれども、わー私も読みたい!と思うものがたくさんあったことも収穫だった。ミステリがほとんどだけど、作品がきちんと紹介されていていいなぁと思う。しかし、「まりすけ」っていう実家でのあだ名?はかわいいではないか。お母さんのキャラクターもほのぼのしてて好き。ずっと連載していたのをまとめたものみたいだけど、こういうのはずっとずっと続けてほしい。それから、ひとつの作品に集中しているときの、まさに「身を削る」様子はかっこいい。